セミナー・勉強会・イベント詳細感情学研究会・講演会「不安」と「うつ」の時代をどう乗り切るか?
◆「こころ」と「感情」についての研究と実践の最前線◆
第1回「感情学研究会講演会」のおしらせ
■「不安」と「うつ」の時代をどう乗り切るか?
●日時 2012年12月2日(日) 13時~17時
●会場 東京大学医学部・鉄門記念講堂
文京区本郷7-3-1(事務局)
●参加費 5000円:事前申込制 懇親会費別
2011年の東日本大震災と原発事故以来、強い不安やうつ症状に悩まされる方たちはさらに増えています。 私たちを苦しめるこうした「感情」は同時に私たちを守っています。 今こそ「感情学」という分野が必要だと考え、研究会を立ち上げてはや1年。 各分野の専門家の先生方のご協力のもと、地道な活動を積み上げてまいりました。
今回は、全国的に著名な先生方をお招きして、さまざまな「感情」のコントロールに ついてのお話をうかがいます。 誰にでもわかりやすい内容をお願いしておりますので、 ぜひ皆様お誘いあわせの上、ご参加ください。
感情学研究会代表・梅谷薫(心療内科医)
●講演講師:久保木 富房先生(東大名誉教授)
1945年生まれ、東大卒。1996年より東大心療内科教授。うつ病学会、不安障害学会を立ち上げる。東京大学名誉教授、 早稲田大学客員教授、楽山病院名誉院長。日本不安障害学会理事長、日本ストレス学会理事等
●講師紹介:平山 正実先生
1938年東京生まれ。横浜市大医学部卒。医学博士(精神医学)。聖学院大学大学院教授。北千住旭クリニック院長。日本における「死生学」研究の大一人者。グリーフケア・サポートプラザ特別顧問
●主催 感情学研究会(日本感情学会)
E-mail:kanjyogakkai@gmail.com
電話:080-8746-5750
- カテゴリ
- その他
- 主催
- 感情学研究会(日本感情学会)
- 日程
- 2012/12/02 (日)
- 時間
- 13時~17時
- 開催地
- 東京都
- 会場
東京大学医学部・鉄門記念講堂
(医学部教育研究棟14階)
文京区本郷7-3-1(事務局)
【地下鉄】
東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目」徒歩10分
東京メトロ南北線「東大前」より徒歩15分
- 参加費
5000円(懇親会費別)
事前申込(下記口座)予約振込口座
三井住友銀行 目白支店(677) 普通 6897614
感情学研究会 日本感情学会 代表 梅谷 薫
- お問合せ先
感情学研究会(日本感情学会)
E-mail:kanjyogakkai@gmail.com
電話:080-8746-5750
- ホームページ
- メールアドレス
コメント
◆ほかでは聴けない!「こころ」と「感情」の最前線◆
「感情学研究会・記念講演会」
■「不安」と「うつ」の時代をどう乗り切るか?
◇***参加費は事前振込みで4000円に、当日参加は5000円に変更になりました***◇
★昨年の震災以来、「不安」や「うつ」など「感情」と心身の健康の問題に
注目が集まっています。「感情学研究会」設立後1周年の集大成として、
「感情」の問題を専門的な立場から解明していただこうと、「死生学」の権威、
平山正実先生と、日本を代表する心療内科の大家・久保木富房先生に、
講演をお願いしました。直接お話をうかがえる、大変貴重な機会です。
皆さま、ぜひお誘いあわせの上、ふるってお申し込み下さい。
(講師の先生および講演内容については、一部変更の可能性もあります。ご了承ください)
●基調報告 「心身の健康と『感情学』の必要性
感情学研究会代表 梅谷 薫
●記念講演 「『悲しみ』のワークと『死生学』」
聖学院大学大学院教授 平山正実先生
●特別講演 「『ストレス』と『うつ病』『不安障害』」
東京大学名誉教授 久保木富房先生
●お申し込み先 感情学研究会(日本感情学会)
(会場は東大構内ですが、主催は「感情学研究会」です)

昨日は、東京大学鉄門記念講堂で開催された、感情学研究会主催の記念講演会に行ってきました。
テーマ:「不安」と「うつ」の時代をどう乗り切るか?で上記の3名の先生の講演がありました
私は、昨日 初めて 東大の敷地に入り込みました(笑)
イチョウが校章になっているますが、学内にあるイチョウも紅葉していて非常にきれいでした。
講演の内容は、学生時代を思い出すよう内容もあったり、復習になる内容もありました。
●基調講演 心身の健康と「感情学」の必要性
梅谷先生の講演は、私にとっては 今までのセミナーや講演会でお話を聞いた内容と重なっている部分も多く復習に相当する内容のものが多かったです。
・「感情」が心身の健康に大きく影響している
・心身は様々なものによって守られている
・心身は様々なものによって影響を受けている
・いやな感情・・・こころ:イヤだ!! 体:痛み
・認知行動療法(CBT)のいろいろ:メタ認知、アクセプタンス(ACT)、マインドフルネス(MBCT)、集団療法(CBGT)
・「感情と理性」 試練・不幸・恐怖・解離
●特別講演 「生きる」悲しみをのりこえて
平山先生は、日本における「死生学」研究の第一人者の方です
機会があれば、死生学に関するお話を伺いたいとも思っていました。
今回の講演は、喪の仕事について、死別・離別喪失の体験者の悲しみ(悲嘆(grief)・悲嘆反応)に関することなどについてでした。
喪の仕事や悲嘆反応 に関しては 学生のころにも少し学んでいました。
更に 専門的な内容でのお話もたくさん聴くことができました。
・「当事者学」
・死生学
・生のあり方・・・フロイト
・フランクルのロゴセラピー
・ありがとう・・・ねぎらいの言葉
・死別後の悲嘆の過程(プロセス)には5期まである
・死別反応の特徴
・悲嘆の処理と治療について
自由に話し合い 傾聴重視
悲しみのために泣くことを禁じてはならない
短時間頻回に会うこと
楽しかったことを話し合う
・病み・弱さと創造性の関係
病みの中に創造性の種子が隠されている
・グリーフプロセスを大切にする
・怒り・・・必ずしも悪いものではない
・認知行動療法・・・悲しい辛い出来事をどうポジティブ思考に変えていくか?転換していくもの
・悲嘆・・・原因がわかっているものは薬(抗鬱剤)よりも精神療法の方が効果がある
●記念講演:不安とうつ
久保木先生は、「日本うつ病学会」や「日本不安障害学会」などを立ち上げられた先生です。心療内科の分野ではやはり高名な先生だったので機会があればお話しを聞いてみたいと思っていた先生です
今回の講演は、ストレスと不安についてのお話でした
・ライフイベント
人生の色々な出来事を点数化する(ホームズ・レイ)
結婚を50とする
1年間の合計数値が高い人は病気になりやすい
・ラザルス・・・日常のストレス
・拒食 過食
・不安・・・大昔はピリピリとしている人でないと生きていけなかった
・ケモレセプター・・・血中の炭酸ガスを感知する
・ストレス対策・・・一番有効な手段は 呼吸法である
・統合失調症と認知症は優しくさることで症状が良くなっていく、又、進行も止まることが多い
・ストレス反応→身体化、心理化、行動化
・PDAは扁桃体を中心とする脳の機能異常によっておこる不安障害と考えられる
・PDA・・・ベンゾジアゼピン系抗不安薬、SSRI、認知行動療法 2006年にガイドラインがだされた
・カフェイン・・・PADを起こす可能性がある コーヒー1~2杯程度では問題なし
・アンフェタミン、乳酸(激しい運動によって溜まる)これらでも PADが起こることもある
上記のような内容が こころに残りました
平山先生と久保木先生のお話は、なかなか聞くこともできませんでの、70分程度の講演であったので あっという間にお話が終わってしまい残念でした。
学生のころを思い出すような内容でありました。
こころの分野の基本的なことは学んでいて、行動科学の概論、心身医学などで 講演の話の端々で今まで断片的に学んだことがつながったこともありました
今までのセミナー等でご一緒した色々な方にも久しぶりにお会いできました。
人との出会いも含めてさまざまな意味での「つながり」を実感できて 有意義な時間を過ごすことができました

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