セミナー・勉強会・イベント詳細摂食・嚥下障害で効果が出せる知識と技術2日間セミナー

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20190121150021

困ったケースで介護職・看護職・リハ職の連携がうまくいく臨床の実践

【開催のねらい】
食事前の姿勢調整・摂食動作・呼吸調整手技・ムセや誤嚥時の対処法

2018年の同時改定では、健康長寿社会において高齢者の健康問題における低栄養予防のため、医療・介護分野でより連携を強化した取り組みが求められています。
現状、通所系サービスの現場では摂食・嚥下障害に対するアプローチ及び専門職との連携が少なく、ご利用者は一見、栄養状態に問題がないように見えても「低栄養または低栄養のリスクあり」の割合が多いことが示されています。また介護保険施設に入所している要介護高齢者の64%が摂食嚥下障害を有しているという統計もあります。
住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるためには、栄養状態の維持・改善のための摂食・嚥下機能の把握や介入、適切な食事提供が重要となります。
このセミナーでは、「むせる」「飲み込みに時間がかかる」「歯のせいで食べにくそうにしている」など、介護現場でよく目にする課題に対して、ご利用者の生活の質を高めるためのアプローチを摂食・嚥下の視点から学びます。

【参加のポイント】
(1)正しい食事姿勢・食物残留音・呼吸状態の注意点が分かる
(2)摂食・嚥下へのアプローチをに必要な知識と技術の共有の必要性が分かる
(3)翌日の現場ケア・リハビリテーション場面ですぐに使える実技を体験

【内容】
「技術」「課題」の共有で多職種の専門職が適切なレベルで介助方法を導き出す

<1日目>嚥下と呼吸の関係&ムセ介助【初級編】

(1)摂食・嚥下に関わる器官の特徴と構造
・頭頚部の特徴について
・機能解剖について
・触察による舌骨、甲状軟骨の確認

(2)運動学・生理学的視点
・運動学について
・筋収縮の生理学について
・神経機構とその障害について

(3)姿勢と嚥下の関係
・姿勢と嚥下の関係について
・くびの角度と嚥下
・誤嚥防止機構と姿勢

(4)呼吸と嚥下&直ぐに使える技術と熟達が必要な技術
・家族を含めた誰でも実践できる安全で即時効果が期待できるテクニック
・坐位での呼吸操作
・咳嗽介助によるムセに対する対応 ほか

<2日目>摂食・嚥下障害をシンプルに整理し運動体験や実技【中級編】

(1)ベッド上や車いす上でのポジショニング
・ポジショニング
・治療的誘導と介入
・筋の形態と徒手的治療手技

(2)食事動作時の舌操作
・骨盤からの操作法
・頭頚部、舌のコントロール

(3)電動ベッド・車いす等の福祉用具使用のコツ
・誰もが陥りやすいベッド操作の誤り
・車いすリクライニングとティルト操作

(4)寝ているときの姿勢・呼吸アプローチ
・ゆっくり休めるための背臥位のポジショニング
・呼吸運動を用いた姿勢と起居動作操作

(5)介護・看護・リハ職の操作が上手く楽になる体づくり
・正常運動の体験による分析とアプローチの創造
・頭ではなく体で技術を学ぶとはどういうことか ほか

【講師】
森 憲一氏(一般社団法人MSEP 副代表/大阪回生病院リハビリテーションセンター技師長/理学療法士)

  • カテゴリ
    医療従事者
  • 主催
    日本通所ケア研究会
  • 日程
    2019/03/16 (土) ~2019/03/17 (日)
  • 時間
    10:00~15:30
  • 開催地
    福岡県
  • 会場

    リファレンス駅東ビル貸し会議室

  • 参加費

    <2日間>20,000円(税・資料代込み)/<1日>12,000円(税・資料代込み)

  • お問合せ先

    日本通所ケア研究会事務局/福山認知症ケア研究会
    〒721-0902
    広島県福山市春日町浦上1205株式会社QOLサービス内
    TEL:084-971-6686
    FAX:084-948-0641

  • ホームページ
    https://www.tsuusho.com/swallowing/
  • メールアドレス
    ogawa@daybook.jp

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